さかいめに哲学


指折り数えて微睡むの

よく眠れるように祈っていてね
色鮮やかに透けた欲
小指に絡めてちぎりたいこと
箱庭で熟れた罪
乙女の宵は深まるばかりか
約束はいつからかせつない
砂のお城でいきていたいな
蜜にとかしたかった心ごと

おいでませ華胥のくに
玻璃も瑠璃も照らせば光るなら
夜明けにはもえがら・とけてゆく橙
生まれおちたら可愛くねだって


そっと抱えた21g


幸せのいたみを知ってるか
愛しすぎて壊しそうな幸せ
知らんぷりして嘘を重ねた


レシピはおたがいさま


しなやかな孤独・やがて蜜になる蠱毒
眠れぬ夜のための夜想曲
綯い交ぜにした想いは坩堝
いらない明日にみた夢は
わたしの空白をうめてくれ
宝箱にいれたかったね
シミュラークルは夢をみない
違えぬ夜のための遁走曲
千尋の水底じゃなんにもみえないもの


ニライカナイの息衝く傍ら

たったひとつも選びきれない
薄ぼんやりとつぶした日々
偽善だけは妙にやさしいね
残火のまぼろし・心臓の在り方をおしえて
狼煙と硝煙・陽だまりはひとりぶん
天使たちの課外授業

切っても断てぬ縁の結び目

いくらか先の未来において、一番星をその手で掴む日がくるまでは幸か不幸かを断ずることはできない。

離してしまった手のぬくもりが、少しだけ惜しい。

踏み出すには重すぎた。鎧は砕かれ、刃は錆びついて与えられた役目も果たせずにこのまま終わってしまうのだろうか。
誇りが、あったはずだ。かつては確かに、その誇りが大切であったはずだ。己をも呪う怨嗟は箍が外れた感情から止め処なく溢れ、与えられた言葉だけを咀嚼した日々を嘆き喉を震わせる。誇りならばまだここにある。見失ってなどいない。だからこそ正さねばならぬ。そうでなければ。

うまく泳いでいる気がしていたのよ。

「明日が転機になりますように」